三津屋サイダー

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午後7時半、
例によってマコトくんから何の前触れもなく電話がかかってきました。

携帯の着信表示を見て慌ててオフィスの業務フロアを飛び出し、
空き会議室に入ってから電話に出ました。
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「よお、元気か?」
「元気だよー!またいきなりだね」
「お前こそ電話出ないじゃん」
「まぁ色々あったんです」
「ふーん」
「で、なになに?今日暇だから飲みに行かないかって?行く行くー」
「相変わらずウザいテンションだなーやっぱやめとこうかな」
「ウザい?ウザい?へへへ」
「何がへへへだよ、キモいなお前は」
「もっと言って♪」
「何がもっと言ってだよ(笑)キモい、ウザい」
「えへへ」
「えへへじゃないよ」
「今どこ?」
「秋葉原」
「秋葉原?」
「今出向中で仕事場秋葉原なんだよ」
「へー。じゃあどこで会う?新宿?中野?」
「大久保」
「大久保?新大久保?韓国料理?」
「いや、大久保」
「大久保行きにくいなぁ」
「じゃあ新大久保な。9時でいい?」
「いいよー」
「じゃーまた後で」

マコトくんとは年末に会ったきりなので4ヶ月ぶり。

急いで仕事を終わらせて新大久保に向かいます。
改札を出ると、券売機の前に黒いスーツ姿のマコトくんを発見。

「マコトくーんー!久し振りー!」

と大声で叫びながらタックルしに行くと
「ほんとにお前のテンションウザい。もういいわ帰るわ」
といつものようにドSな対応をしてくれました(笑)。

マコトくんとは8年ほどのお付き合いになります。
5つも年上なので、出会った当初は高校生の私にとっては「憧れの年上のお兄さん」的存在。
今ではだいぶ対等な付き合いになりましたが、
同郷の古い知人という事もあって、
いまだに私にとっては大好きな親戚のお兄ちゃんみたいな存在で
彼に対してはいつもテンション高くキャピキャピしてしまうんです。

(まあ、そのお兄ちゃんと過去にセックスしてる事になりますけど…)

5つも年が離れていると、安心して親しくできる所があります。
この日も久し振りに会えたのが嬉しくて、
文字通り飛び跳ねたり腕に絡みついたりしながら飲み屋さんまで並んで歩きました。
マコトくんの方も、いつものように
「ウザい」「キモい」「死んで」
と冷酷の限りを尽くした言葉を並べて頭をはたいたりしてきますが、
それがまた嬉しくて「もっと言ってもっとやって」とせがむので
完全に変態扱いされている私です。

お店に入って、まず最初に恋人が出来た事を報告。
「マコトくんが私の事ほったらかすから他の男に取られちゃったんだよ~」
と冗談で言うと
「バカじゃないの?て言うかお前こそ、前会った時は「今度マコトくんの家に行きたい」とか言ってたくせにあの後俺が何回も電話しても全然出なかったし」
「いやー、うーんそれはまぁ色々あったんだよ」
ユッキーやサトとの事なども、ちょうど前回会った時に色々話をしていたので
その顛末についても報告しました。
マコトくんの方は、不況やら中間管理職としての厳しい立場やらで
なかなか厳しい日々を送っているみたいでした。
「最近結構ストレス感じるなぁ。夜寝れない時とかあるし」
「ウソだー(笑)」
「いやいやマジで。俺人から全然そんな風に見られないし悩みとか一個もなさそうって言われるけど、実は結構抱え込むタイプなんだよ」
「ほんとに?」
「ほんとほんと」
「大丈夫なの?」
「大丈夫だけどね」
「ムリしてない?」
「まぁムリはしてないよ」
「ムリしちゃダメだよ?」
「大丈夫。ちゃんと会社の人とかにもグチってるし。
あんまりにも人から楽観的に見られやすいから「一応俺も人並みに悩むんだぜ」っていうのをアピールしてるだけよ」

あっけらかんと言うマコトくんだけど、
本当は心配でした。
いつでも明るくて前向きで、およそ精神的な疾患には無縁に見えるマコトくんにも
そういうナイーブな一面がある事を知って、
ふと不安になりました。

そのお店では4杯ほど飲んで、
店を出て新宿方面までフラフラ歩きながら2軒目へはしごしました。
そこで飲んでいるうちに終電が無くなり、
「タクシーで帰ればいいよ」
と言うので、続いてカラオケへ行く事になりました。

「マコトくんの歌聴けるの嬉しいな!初カラオケじゃない?」
「はあ?お前本気で言ってんの?今まで5回くらい行ったぞ?」
「嘘?」
「大体初デートもカラオケだっただろーが」
「あ、ほんとだ…。でも私マコトくんは車の中で歌ってるイメージしかないな…」
「いやいや、何回も行ってるから」
「でも5回って事はないって。大体、今までマコトくんと会った回数自体8年間で20回もないくらいじゃない?」
「うーん…まぁそうかもな。でも会うって言ったら普通カラオケ行くだろ」
「それはない」
「それでも5回は行ったって。珍しいよな、有希がそういうの覚えてないのって」

私が覚えているのは、
初デート、地元、カラオケ、初キス。
ドライブデート、3~4回。
マコトくんの家で2~3回。
私の家で3回。
大阪、ラブホテル。
東京、ラブホテル。
4ヶ月前。
8年もあったのにたったこれだけ。
マコトくんが留学していた事や私の当時の彼氏が束縛屋だった事も大きいのですが。
にしてもカラオケなんて行ったっけなぁ?


何はともあれ私的には初カラオケの気分で新宿のカラオケ館へ行きました。
とにかく歌いながらもテンションが高くて、
マコトくんは常に自分ツッコミしたりしながら歌うので始終笑い転げていました。
そんな風にきゃっきゃしている内に次第にお互いの距離が近づいて、
ソファに隣同士に座っているとマコトくんが私の頭に左腕を回してよしよしとしてくれました。
私もマコトくんの大きな身体に身を預けるようにしていました。

「マコトくん私とセックスしたい?」
「はぁ?」
「何て言うかさ、よっしゃ今日はやったるで!みたいな感じじゃなくってもさ、チャンスがあればあわよくばやれたらいいなみたいなのはあるの?あるの?」
「そりゃーまぁ、もしそういう流れになったとしたら、そういう気が全然ないかって言ったら嘘にはなるわな」
「そっかー。そうだよねー」
「でも、有希前もそんなような事言ってたけど、別に俺はお前とそういう事したくて会ってる訳じゃないぞ。そりゃそういうのがあったらあったで嬉しいし楽しいけど、別に今日はそういうつもりで誘ってる訳じゃないし、普通に有希と飯食って、飲んで、色々話とかして、それで十分楽しいぞ」
「ほんとに?」
「ほんとに。昔は有希もまだ高校生でさ、俺の事すげえ年上の人って感じで遠慮したり気遣ってたりしただろ。逆に俺も有希の事どう扱っていいか分からんかったしな。でも今はお互い社会人になってそういうのも無くなったんじゃないかと思うけどな」
「そうだねー。うん。ありがとう!」

体格のいいマコトくんの身体に身を預けていると、あったかくて柔らかくて(笑)、そこには懐かしいぬくもりがあって、何だか嬉しかった。

でも、歌いながらふとした拍子に顔を見合わせた時、
一瞬キスをしようとする素振りを見せるから参りましたよ!
思わずビクっとして硬直していると、
マコトくんはまた笑いながら私の頭をなでるのでした。

こういう時、男の人ってどのくらい本気なのかな。
私がもっと隙を見せれば、「あわよくば」的にキスをしたのでしょうか。
でもそこは、私が一線を引こうとしているのを察して抑えてくれているんですよね。
それとも本当にただの「素振り」なのかも知れません。


男の子と二人で飲んでカラオケ行って手繋いでる時点で
それもう十分浮気だろ!
と突っ込まれる気もしませんが。


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クリスマス前のデート

日記のタイトルについてですが、
「 レンチャン」って「連荘」って書くんですね。
って事は麻雀用語な訳だ。
麻雀をやらない橘ですが、いい勉強になりました(笑)。

さて、前エントリの続きでもあるのですが、
4ヶ月ぶりにヒラクとセックスなしでデートしたあと
用事もないのに「夜は用事があるから」と嘘をついて新宿で別れ、
さてどうしようかな、と悩む私でした。

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この間、浮気相手のマコトくんから唐突にメールが来ました。

「おっす、久しぶり。元気にしてるか?」

って、半年ぶりにしてはあまりにも簡潔すぎる文面じゃないですか?(笑)

「いきなりどうしたの?まだ東京にいるの?仕事は?」
などと思わず質問攻めの返事を送り返したものの、
返事がなくそのまま放置していたら夜電話がかかってきました。

しかもその時私は恋人と一緒。
私に恋人がいることをもちろんマコトくんは知っていて、
更に言えば私の恋人けいちゃんはマコトくんの存在を認識しています。
会った事はないし、もう今は連絡も取ってないと思ってるとは思うけれど。

私にとってけいちゃんに彼の存在がバレると
結構ややこしい話になるって事をマコトくんはわかってるはずなんだけど、
その辺何だか危機感が薄いのか・・・
休日前の夜は恋人といるってこと、マコトくんは知ってるはずなんですけどね。

そんな訳で電話には出ず、その場は適当にやり過ごしたのでした。
けいちゃんは一瞬「誰から?」って反応していましたけど。



マコトくんとの出会いは6年くらい前。
ツーショット&伝言ダイヤルにハマっていた私が、
まだハマりきる前に知り合ったのがマコトくんでした。
当時やさぐれていた私は、学校から帰ると家の電話からフリーダイヤルをかけ、
ただただボンヤリと沢山の男の人の残した伝言を聞き続けていました。

17歳の高校生にとって、
「33歳サラリーマンです。平日の昼間割り切って会える人いませんか?」とか、
「45歳バツイチです。じっくり舐められるのが大好きな方はいらっしゃいますか?」とか、
「今日、今から会える人探してます。ぽっちゃりした方が好みです」とか、
すごく生々しくて刺激的で興奮したものです(ヘンな意味じゃなく)。
そんな中に現れたのがのマコトくんでした。

それまでにも2~3回伝言ダイヤルで出会った事はあったけど、
そこまで歳が近い人は初めてでした。
何度かやり取りを交わして初めてのデート。
伝言ダイヤルで来るような人って性欲丸出しの獣しかいないと思うのですが、
マコトくんは全然そんな風じゃなくて、普通にご飯食べて街をブラブラしただけでした。
でも別れの間際車の中でキスをされて、
私はあっという間にカンタンに恋に落ちたのでした。


とは言っても私はまだ自由の効かない高校生だったし、
お互いの家は結構遠かったし、
なかなか簡単には会えない日々が半年ほど続きました。
それに私には彼氏がいたから、付き合うという話にも発展しませんでした。
マコトくんの事は大好きだったけどそれはあくまで彼と私だけの限定的な世界の中での話であって、
それは多分マコトくんにとっても同じだったのだと思います。

結局セックスすらしないまま、
私たちは長い長いお別れの時間を迎えることになりました。




それから時を経て久々の再会を果たしてから早3年かな。
その間私にはずっと恋人がいたけど、
半年に一度くらい私たちはデートしてセックスする関係になりました。

普段はめちゃくちゃぶっきらぼうでSでいじめっ子なマコトくんだけど、
セックスの時だけすんごく優しくて、
「可愛い」だの「気持ちいい」だの言いまくってくれます。
そういうのってセコイ!


6年前に出会ってから今まで、
物理的な距離やお互いの立場・状況が自由に会う事を難しくさせていました。
だからかな、6年経った今でも私はマコトくんの事が大好きで、
もっと会いたい、もっと欲しいって思い続けています。
出会いが出会いなだけに友達にも家族にも誰にも彼の事を話せず、
自分の心の中だけにしまい続けてきた、秘密の大切な男の人。
そんな状況が、私にとってはたまらない恋愛の持続薬になっているらしい。


時々自分の人生全てご破算にしてマコトくんと付き合って結婚するなんていうのはどうだろう、なんて考えたりもします。
あまりにも荒唐無稽で、自分でも笑っちゃいますけど。

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