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三津屋サイダー

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週末、公園でお花見してきました。
サヤマさんとその友人2人の計4人。
ほんとはサヤマさんの友人つながりの別のお花見に参加する予定だったのですが、
その友人が当日の朝急遽行けなくなったため、
突発でメンバーをかき集めたという感じです。
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実は前日もサヤマさんと夜桜のお花見をしました。
私はめちゃくちゃ酔ってしまい、帰宅後サヤマさん家のお風呂場で30分近く眠り続けた上に吐いた程で(笑)ばっちり二日酔いでした。
「アタマイタイ」と言いながらいつものように朝のセックスをしてから、サヤマさんの友人を一人ひとり誘いながら準備して、何とか参加者が2人集まったところでお寿司とお酒を買って電車で公園へ向かいました。

「15人くらいにメールしたんだけどさー。続々とおことわりメールが返って来るよーへこむよね」
「え、15人も連絡したんですか?凄いですね」
「みんな来ればいいのにねー。フットワーク重いよね」
「まぁ召集かけてるのが花見当日ですからね…」
「…(ガサガサ)」
「…?」



ぷしゅっ

(↑缶チューハイを開ける音)


「!!ちょっと何してるんですか!!?」
「いやもう待てなくってさー」
「『さー』じゃないですよ」
「ほろ酔いたいじゃん」
「まぁいいですけど」

電車の中でお酒を飲んだのは人生初です。


駅に着いて、人だかりの中公園に到着です。
ブルーシートを広げて早速飲み始めました。
遅れて友人も到着して、その友人に彼女が出来るにはどうしたらいいかを熱心に議論したりしました。

私はチューハイを2本くらい飲んだところで遂にギブアップ。
二日酔いの頭痛が抜けない上にやや寝不足、しかも歩き回ってかなりお疲れ。
そんな中5時過ぎにお花見はお開きとなりました。


帰り道、公園の中を並んで歩いていると、サヤマさんが

「あのさー橘さんの事さ、友だちには『彼女』って言ってもいいかなー?」
「え?」
「いや、こういう曖昧な関係って人に説明しにくいじゃん。橘さんは心の中で『彼女じゃねーよ!』って否定しててくれて構わないからさ」
「…それはもちろん…構わないですけれど…」

『本当に付き合いましょうか』って言おうかどうか、悩んで黙ってしまいました。

サヤマさんは私の沈黙を不快感の表れと取ったのか、同じく黙ります。



実は1週間くらい前にも「付き合おう」って言われたんです。
でも私がぐちゃぐちゃと煮え切らない発言をしてそこは流れてしまいました。

でも本当にそれでいいのかな?
分かってはいたことだけど、やっぱり余りにも私が勝手過ぎるんじゃないのかな?
そこまで頑なに人と付き合うことを避ける必要はあるのかな?

そんな気持ちがグルグルとうずまいたまま、
二人で公園を歩いていました。

ふとサヤマさんの視線を感じて横を向くと
時々見せるあのマジメな顔でじっと私を見ていました。

「どうしたんですか」
「うん。橘さん可愛いなと思ってさ」
「ハハハ。またすぐそういう事言うでしょ」

いつもみたいに茶化されると思って先に茶化して返事をしたら

「いや。ほんとに可愛いよ」

って、本当に初めて見るような真顔で言うから、
私はもう何て言うか…胸が苦しくてたまらなかったんです。


「サヤマさん」
「何?」
「…付き合いましょうか」
「…いーよそんな無理に付き合おうとしなくて」
「…」
「橘さんにとって付き合うっていうのはすごく重大な事なんでしょ。無理しなくていいよ」
「サヤマさんにとっては、対外的に『彼女』って言えるって事で納得できますか?」
「まーねー。でも俺、他に女作るかも知れないよ?」
「それは…私がどうこう言える事じゃないし、そうなったとしても仕方ないですよ」
「…」


沈黙。


「あの、私は、対外的にも、自分の中でも、その…彼女みたいなつもりですよ。ただ、その…」
「……」
「えっと…もうこの話やめにしますか?」
「うん」
「めんどくさい?」
「めんどくさいねー。何かもう言葉遊びみたいになってきたし」
「すみません…」
「…」
「…」

サヤマさんの怒ったような口調を初めて聞いて、
あぁ、やってしまったなぁという後悔の気持ちで泣きそうになっていました。
でもサヤマさんは簡単に怒ったりする人じゃないから。
こっそりと顔を見上げてみると、サヤマさんも私を見て、いつもの皮肉な笑顔を小さく見せました。


「サヤマさん、私、『ずっと』とは言えないですけど」
「うん?」
「『結構長い間サヤマさんと一緒にいたい』と思ってます」
「へー。でもそれって幻想かも知れないよー?」
「そりゃあそうですけど、でもそんな事言ったら世の中のカップルなんてみんな幻想ですよ。結局は別れるけど、それでも『ずっと一緒にいよう』って言うんです。いたいって思うんです」
「確かにそうだねー」
「うん」
「じゃーさ。…ずっと一緒にいようね」

私の方を振り返りながら、最高に優しい声でそう言ってくれたサヤマさんに、私は嬉しいやら恥ずかしいやら切ないやらもう色々な気持ちで一杯になって、ただ目を見てうなずくしか出来ませんでした。



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時間を置いて冷静になってみたら、
やっぱり安易に「付き合いましょう」とならなくて良かったんだと思います。
私はまだ付き合うことに責任を持てる気がしないですし。

色々な男の人と出会いたい、セックスしたいとは思わなくって、
今はサヤマさんの事だけを見ていますけれど、
それだっていつかは終りを迎える気持ちだと思うと、怖いです。

自分の気持ちが離れてしまった時、
自分の意志が揺らいでしまった時、
簡単にサヤマさんを裏切る行為に出てしまうであろう自分が怖いです。


ユッキーに対しては絶対に嘘をつくまいって思っていたのに、結局色々な嘘を抱えてしまった前科があります。
サヤマさんの事が好きだから、彼に近づいて迷惑をかけたくない。
でも気持ちにセーブが効かない。
好きな気持ちはどんどん表出してしまう。
ダメなスパイラルに陥ってしまったのか、まだギリギリ踏みとどまっているのか、私にもよく分かりません。
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複雑…ですね。
私もいつも、『いつかは別れる』って思ってしまう癖があります。
そんなこと考えず、おもいっきり純粋な恋愛したいと思う今日この頃です。

けい | URL | 2009-04-08(Wed)00:52 [編集]



いつかは別れるって…思っちゃいますよね。
だっていつかは別れるじゃないですか。ねぇ?笑
でも本当に自分が心から愛せて、人生を賭して付き合っていきたいと思える人に出会える日が来るのかも知れないし…分からないですね。
よく「歳を取ると色々考えてどんどん結婚できなくなる」とか言いますが、同じ状態になりつつあるかもです。

橘 | URL | 2009-04-08(Wed)12:50 [編集]


わーん!

なんか切なくてちょっと泣きそうになりました;;

でも読みながら
すごく胸が高鳴った!!!はぁはぁ\(^o^)/

ヨシナガさんと
いい関係が築けたらいいですね^^応援しております!!

結花 | URL | 2009-04-08(Wed)19:50 [編集]



自分で読み返してて、むずがゆいと言うかこっぱずかしいと言うか鳥肌立ってしまいました。
こういうの書くのはやめておこう…(笑)

そうですね、相手に迷惑をかけずいい関係が維持できるよう頑張ります
( ・ω・)ヤルゾー

橘 | URL | 2009-04-09(Thu)18:32 [編集]


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