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三津屋サイダー

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そんな最悪で最低な人間です。
自分がいかに最低かという事を改めて痛感して
気分はどん底中のどん底に沈んでいました。



と言う訳で、前回エントリの続きです。


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初デートの後、サトは学校が忙しく、
私も年の暮れという事で仕事がバタバタしていたのでしばらく会えない日が続き
2回目に会ったのは12月下旬。

サトはその日深夜から友達の家でホームパーティがあると言う事だったのですが、
その友達の家が私の家から5分ほどの場所だと分かり、
じゃあパーティの時間まで私の家でご飯食べてDVDでも見ようかという話に。

簡単なおつまみを買い、DVDをレンタルし、橘家へ。
彼女がお土産に持ってきてくれたワインに思い切り酔っ払ってしまい、
DVD後半のストーリーは全然記憶に残っていません(笑)。
「いつの間にか映画終わったねー。全然話わかんなかったね」
と笑いつつ畳んだ布団に二人でもたれていたら頭と頭が大接近していて、
見つめ合って無言になって、

結局私が耐え切れず、キスしました。



そして、キスどころではありませんでした。
そのまま身体にも色々と触ってしまいました。

生まれて初めて女の子のあれこれを触りました。

男の子相手なら百戦錬磨の橘も、
女の子なんてどう扱っていいやら全く見当がつきません。

下着の中に手を入れた時、
そこに何にも付いてなくてつるんとしている事に
そんなの本当に当たり前なのに(自分自身の身体がそうなのに)
「何もない!」と心底ビックリしました。

彼女はぐっしょり濡れていました。
ぬるぬるして、温かくて、やわらかかった。

そのぬるぬるした感触を確かめるように彼女の上で指を滑らせながら
「自分はどうされたら気持ちいいんだっけ?」
と考えてみました。
でも、理性のヒューズが飛んでしまって何も頭に浮かびません。
女の子は優しくそっと扱うというのが鉄則なのにそんな事も飛んでしまって。
爪を切り忘れてる事さえ忘れてました。


世の女の子慣れしていない男子が
むやみに激しく強い刺激を与えてきても
これからは暖かい目で見守ってあげなきゃいけないと思いました。
ガンガン動かせばいいって思っちゃう気持ちがやっと分かりました。
それは決してがさつだったり優しさが足りない訳ではなくて、
ただ単に必死なだけなんですよね。



話が逸れてしまいました。

彼女の方も私の背中や胸を触ってくれましたが
私が上に覆い被さる体制のため
基本的に彼女は私に任せきり状態。
それに私自身が
「彼女を気持ちよくしてあげなきゃ」
という思いで必死だったので
自分が何かしてもらおうとか気持ちよくなろうという欲(というより余裕)は皆無でした。


…と、ココで突然インターホンが鳴りました。

私はすぐ「ユッキーが来た」と分かりました。
ユッキーにはこの日サトと家で会う事を伝えてあり、
サトが帰った後で会おうという話になっていたからです。
彼に伝えていたおおよその予定時刻はとっくに過ぎていました。

無視する私。
また鳴り響くインターホン。
無視。
インターホン。


サトに謝ってその場を離れ、玄関に向かうと
怒髪天を突きそうな程めちゃくちゃ怒っているユッキー。

「カバン置きっぱなしにしてるだろ。返して。」

カバンを取りに行って渡すとひったくるように取って去ろうとします。
「後で連絡するから、ごめん」
「いらねぇよ好きにしろよ」
「…とりあえず待ってて」

その場はそこで終わり、部屋に戻ってサトに謝りました。
サトにはユッキーがただカバンを取りに来ただけだと言いました。
(彼女にはユッキーの存在を教えていました)

気恥ずかしい空気の中、
「もうとっくにパーティも始まってる時間だよね。そろそろ行かないとね」
とどちらからともなく切り出し、
彼女を近くまで送って別れました。
この後ユッキーとまた大変な修羅場が巻き起こる訳ですが、ここは割愛します。




さて…。



相手が同性であれ異性であれ、
サトがそういった性的な行為に対してとても保守的な娘だって事は分かっていました。
私と違って。

見た目はちっちゃくて可愛い彼女ですが、
中身はすこぶる男っぽい。
そして、好きになった相手にはとことん一途。
男友達は多いけれど、友達はあくまで友達
一線は越えるのは、ちゃんとお付き合いする相手だけ。

そんな(言わばごく一般的な)価値観を
彼女がきちんと身堅く持っている事を
私はちゃんと分かっていました。

それなのに、手を出してしまったのです。

私は途中で何度か
「イヤなら言ってね」
と言いました。
彼女は
「イヤじゃないですよ」
と言ってくれました。

「イヤじゃない」
という意志表示が彼女にとって何を意味するのか、
私には薄々分かっていたのに、

それなのに、私は、
どこかで自分を基準に考えて自分の行為に逃げ道を作っていたのです。

私は恋人じゃない相手とでもセックスが出来る。
男だったらそれほどめずらしい事じゃないかもしれません。
でも女の場合は
「カレシじゃなくてもセックスできまーす」
なんて世間様に堂々と公言できない。
実際、男に比べてそういう女は結構少ないでしょう。
(分からないですけど)

でも、世間一般がどうであろうと関係なく、
少なくとも彼女はそういう女ではありませんでした。

そんな事、最初から分かっていたのに
自分の価値観中心で相手の気持ちも省みず行動してしまったんです。


けれどその日はもう初めての体験で心がふわふわしていて、
冷静に物事を判断できるような心理状態ではありませんでした。





そして、12月25日。
私とサトは渋谷で飲みました。

飲み始めて2時間くらいが経ち2人の酔いが回りだすと、
会話は自然と恋愛関係の方向に進んでいきます。
私は、浮気に対する考え方や自分の身持ちの悪さについて正直に語りました。
そして彼女の事が好きだという事も伝えました。


彼女も、私の事を好きだと言ってくれました。


明らかにその場の雰囲気が、付き合う・付き合わないの話に向かっていました。


でも私は彼女と付き合おうという気持ちにはなれませんでした。
私では彼女を幸せに出来ないのは明白だからです。
彼女みたいな真面目で誠実で一途な子は、
フラフラ浮気体質の私には絶対向いていません。

それに私自身、彼女だけを見てあげられる自信がありませんでした。
私はやっぱり男の子も好きで、
男の子にしか求めることができない物を欲していたからです。
それはセックスだけでなく、
甘えたい・頼りたいっていう気持ちも。

会ってたったの3回目で、
しかも未体験領域の
「女の子と付き合う」
という事に対してすぐ明快な答えを出すなんて無理で、
どうすればいいのか全然分かりませんでした。

私は自分のもやもやを上手く言語化できないまま
「私はキミには不釣合いだ」という事と
「でも私はキミが好きだ」という事を伝えました。

彼女も思い悩んでる様子ながら、ぽつりぽつりと喋り出しました。

「有希さんの話(=浮気症な事)聞いて、やっぱり不安は感じるかな」
「でも私も、有希さんの事好きだから」
「どうする?どうしたい?」

自分から振った話題なのに、
何かしらの答えを出さなきゃいけない状況になっていました。
私は猛烈に不安になって、

「いや、何か話が急過ぎるよね、私はまあ今まで通りこうやって会えたら、それでいいんだけど…」

と、少し及び腰に答えました。


彼女は何かを言いたげに躊躇していました。


「…うん」

「…なに?」

「でも、やっぱり何か確実な物が欲しいかな。


                              …付き合おうか」

「…」

「…」



「…うん」





心の中で警鐘がガンガン鳴り響いているのに、
私は思わず「うん」と言っていました。

彼女の安心したような嬉しそうな顔を見たらもう前言撤回なんて出来なくて、
私は彼女を抱きしめて「ありがとう」と言いました。


でもその後ずっと私の心は重くて、
彼女を駅で見送った後、
ただただため息をつきながら家に帰りました。




ね、最低ですよね。
本当に最低。
何でこんな事をしてしまったんだろう、と本当に後悔ばかりで苦しかった。
泣きたい気分だったけど、自分には泣く資格さえありませんでした。







そして結局、年末…
私は上のような思いを綴ったメールを送り、
「友達に戻って欲しい」と伝えました。

彼女は「電話したい」とだけ返事を返してきました。


年が明けてから電話しました。
サトに言われた事は、こんな事でした。

「”付き合う”って形式にこだわり過ぎたかなと思って、焦っちゃった事を後悔してる」
「そもそも付き合うってのが何かもあいまいだし」
「”男の子にしか求められない物がある”、なんて当たり前だよ」
「だって、男の子と女の子は違うんだから」
「一人で考え込んでいきなり一人で結論出されちゃったことはイヤだ」
「悩んでるならそれも正直に打ち明けて、二人で解決しようとして欲しかった」
「じゃないと、それは逃げだよ」
「とりあえず、会って話がしたい」
「明確な答えが出せなくても、直に会って話すことで何か分かる事があるかも知れないから」




彼女の方が1000倍くらい大人で、
私はただ「ごめんね」とか「ありがとう」とか、ほんと情けない返事ばかりしてました。



そしてその後再びサトと会い、
何もなかったかのようにお酒を飲んで飲んで、
やたらと饒舌な彼女の話を聞きながら、
本当は傷付いているのを隠しているのかも知れないなんて思いながら、
それでも私にはそれを汲み取ってあげるだけの愛情がない事を改めて実感して、
ああ、やっぱり私は、この子の事、好きではなかったんだ。
と、知りました。


そしてそれ以来、彼女とは会っていません。




サトとの件で自覚した事を、
自戒のために書き記しておきます。


私は女の子が好きだ。
好みのタイプの女の子を見ていると胸がときめくし、
女の子とエッチな事をするのにもすごく興味がある。
でも、私は同性愛者(レズビアン)ではない。
私にとって女の子は、愛玩対象だけど恋愛対象ではないんだ。



それは例えるなら
男の子がグラビアアイドルに対して抱く感情のようなもので、
タイプだし魅力的だしあわよくばヤりたいけど、
付き合いたい訳でも内面に惚れている訳でもないのです。


常々、自分の女性への価値観は卑俗な男みたいだなと思っていましたけれど、
今回の件でその事実を思い切り突きつけられました。


もう二度と私は中途半端な気持ちで女の子の気持ちを踏みにじるような事はしないと誓います。

これまで、どれだけの数の男の子を傷つけても平気だった私が、
女の子を傷つける事で初めて、人の痛みを知る事になったなんて。
何だか変な話だと思います。




長々とお読み頂きありがとうございました。




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ステキな話でした

人が苦悩した話を「ステキな話」などとくくってしまうことには、いささか抵抗があるのですが、でもステキです。ステキなのは、affairそのものではなく、そのaffairを見つめるあなたの内なる目です。
その内なる目が捉えたあなたの心の内側を、飾らず、誇示せず、吐露できる心情の素直さです。
そういうことも含めて、つまり、あなたが「最低」とこきおろす自分の心根も含めて、サトさんとのことをあなたの「ステキ」履歴に加えてほしいな…と、願わずにはいられません。たぶん、時間は、記憶をそんなふうに書き換えていってくれますよ。

哲雄 | URL | 2009-04-29(Wed)18:26 [編集]


Re: ステキな話でした


> 哲雄さま

ありがとうございます。
私なりには、真摯に向き合ったつもりで書いた話だったので、
そんな風に受け止めて頂けると有難いです。

私は傷つけた側であり、私がこの体験をきちんと乗り越える事はそれほど難しい事でもありません。色々な事を学べたし、自分の限界を見極められたし、女の子を大切にするってどういう事なのかもちょっぴり知りました。
今はただサトが苦しまないでいてくれる事を願うばかりです。
彼女が、恐れずに次の恋に進んでいってくれるように…。
ムシのいい願望ですけどね。

橘 | URL | 2009-04-30(Thu)15:00 [編集]


そんな結末だったんですね・・・
サトさんからそんな風に想われる橘さんは素敵な方なんでしょうね☆
人が絡むことは傷付くことも想定しないといけませんね。

確かに私も同性は傷つけないよう言葉を選んだりすることが多いです。
これからも色々頑張って下さいね!!

hasu | URL | 2009-04-30(Thu)15:19 [編集]



同じ女だからこそ、分かりすぎてしまう部分とかあるのかも知れないですね。
私は素敵な女性なんかでは決してありません!ただ相手の気を引くのが上手なだけです。そして、気を引きっぱなしで放置するという…

ところでhasuさんの事も気になります~!
また色々と個人情報教えてください(笑)。

橘 | URL | 2009-05-01(Fri)09:28 [編集]


コメント


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